猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

何が嫌いかって、嘘つきほど嫌いなものはない。自分に対して嘘をつかれるのはまだしも、人に嘘をついている(しかもその渦中に私も巻き込まれている)のを知った時の不快感は計り知れない。そこまでして自分に有利にしたいのか、という軽蔑にも似た嫌悪感。

一度でもそういうことがあれば、大人だから表向きはそれまで通りに付き合っても心のどこかで切り捨てている自分がいる。責めたりはしない。不安や不満を自分で抱えることが出来ない弱い人だと思うから。自分が傷つくのが怖くて誰かに代わりに傷ついてもらいたい幼い人だと思うから。ついた嘘がその人の中では本当のことになってしまってる。私はそういう人を母に持って育ったからよくわかる。

世の中には「優しい嘘」もある。優しい嘘をつける人は強い人だ。誰も傷つけず、嘘を抱えて黙って笑うことができる。そういう嘘の名人になれたらいいと思う。

犬や猫は飼い主を心配させないように体調が悪くなっても平静を装ったりするそうだ。だから気がついた時にはかなり悪化していたりすることも多いらしい。人間は本当に弱い生き物だね。