猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

捨てないでほしい

縁あって、観光地で猫の餌やりをしている。最初は2人だけでどうしようかと思ったが、今は人数も増えて定期的な餌やりが可能になった。未去勢未避妊の子を保護できれば手術もするし、怪我をした子の治療もできるだけやっている。私自身はあまり実績がないが^^;


去年、多くのキジシロが突然現れた。どの子も人を怖がらない、というよりなついていてついて歩く。子猫を飼い猫として育てるには生後6週くらいまでに人の手に慣れる必要がある。いわゆるハンドリングだ。野良猫が産んで生まれたときから野良だった子はある程度まで表には出てこないのでだいたいが人を避けるし、人に慣れたとしても抱かれたりはしない。成猫なのにこちらが歩けないほど足にまとわりついたり、膝に乗って喉をならすような子は間違いなく「子猫時代に人に可愛がられていて捨てられた子」である。大きな橋を渡らねばならない島に猫だけで来るはずもなく、明らかに捨てていかれたと思われる。
2匹だけは引き取り手があってもらわれていった。連れ帰って大丈夫そうな子がまだ何匹もいる。我が家に先住猫がいなければ異常なほどなつっこいそっくりな(おそらく姉妹)2匹のメスを連れて帰りたいのだが、我が家の子たちがとてもナーバスなのでとても無理。会うたびに「今度来るまで元気でいてよ」と思う。そしてしみじみ捨てないでほしいと思う。