猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

余裕がない

ネコズと遊ぶ余裕がなくて、夜寝るときくらいしか相手ができない。うちに来た頃は私は週に2回の出勤と隔週のコーラスの練習しかなくて暇で……だから猫でもいないと家にいるのがしんどいって思ったのだし……ごはんを食べるのを冷たいフローリングにぺたんと座ってずっと見ていたりした。
40代から入退院を繰り返し、騒いであちこちに迷惑をかけていた母が認知症グループホームに入り、父もホームに入り、ホーム関係は兄に任せたのもあってかなり楽になった。しかし、4人もいた息子が全員出て行き、庭でワンワンうるさかったラブラドルのロッキーが死に、父が逝き、周りの空間も心の中もがらんどうになった。
でも、ピノレモが来てくれて一気にモノクロの世界が鮮やかに彩られ、とにかく毎日が猫と過ごす日々となり、仕事は心配で昼に一度帰ったり、すべてが猫一色になった。島に野猫の餌やりにも行くようになって猫猫猫な日々が続いた。
だが、出て行った息子たちは次々と結婚、あれよあれよと孫が増え、それはとても幸せでありがたいことなのだけど、自分の予定が立てられない。身体もボロボロだし、人生の最終章はネコズとまったりするはずだったのだが、幼稚園に孫の運動会を観に行くばーさまになるのかねえ。