猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

人間はどこへ向かうのか

この時期、猫ボランティアさんは大変だ。子猫が生まれるし、引越しで捨てていかれる猫が後を絶たないからだという。私の周りは猫好きが多いから猫のために引っ越すという人はいるが、家のために猫を捨てる輩はいない。だから、どういうタイプの人間がそういうことをするのかわからない。
今週は凍るように寒い日と汗ばむような暖かい日が交互にきて、着るもので調節できる人間の私でさえ調子が狂う。生まれた時から野良だった子は身体が覚えていて場所を移動するなどしてなんとかしのいでいるだろうが、対処の仕方を知らない捨てられた家猫たちはどうしているのだろう。腹が立っていたたまれなくて怒りと哀しみでわけのわからない心理状態になっている。
小さな命を見守ることさえできない人間たちは、これからどこへ向かうのだろう。その向かう先に光はあるのだろうか。

今日は寒いので、チューナーの上で丸くなるレモと本棚の上で暖をとるピノ。暖房していても、より暖かい場所を探す。そんな寒がりさんを、ゴミのように捨てないでくれ。