猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

能楽堂(猫話なし)

銀座にできた新しい観世能楽堂って「多目的ホール」らしい。能だけのために作ったものではない、ということかな。座席表を見ると「げろげろ」って思うはず。脇正がほとんど、ない。そして正面はいったい何列まであるんだろう、最後列はオペラグラスがいるね、きっと。
それはさておき、久しぶりに千駄ヶ谷国立能楽堂へ行った。東次郎さんの傘寿記念。則直さんが亡くなられてから、なんとなく屋台骨がはずれてしまったような感じがあって観ていて辛くなるような時もあったが、今日の公演は水準が高かったと思う。
個人の公演の時、いつも「鬱陶しいなあ」と思うのは所謂識者たちやお弟子さん同士のご挨拶の仕合いが目の前で繰り広げられること。そういうの、見所の外でやれば?って思う。実際、男性はほとんど通路やロビーを使うのだが、女性はなんでなのかなー、お席までいそいそとご挨拶にみえる。もちろん女性でも、本当に度々お見かけするがそういうことはしない純粋な能楽ファンもたくさんいるけれど。

やっぱり、好きな演者さんを小さめの能楽堂で観るのが一番いいな。