猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

なんか

今日は休養日にあてるつもりでいたが、体調をくずして休養し過ぎてしまい、結果色々としわ寄せが来て昼からフル回転。頭が割れそうに痛い。ロキソニンが効かないなんて。明日は法事があるのになあ。


母が逝ってから、落ち着いて色々と思い出せるようになった。無力な認知症老人であってもその存在は私にとってくびきだったのだとしみじみ思う。最近思い出したのは決まり文句。「あんた」と「なんか」がペアになっていた。
「あんたなんか産まなきゃよかった」
「あんたなんかいらない」
「あんたなんか皆に嫌われてるに決まってる」
「あんたなんかろくな人間にならない」
「あんたなんか今にキチガイになる」
三者が私を褒めると
「あんたなんかのどこがいいんだか」
将来を語れば
「あんたなんかに出来るわけない」
「あんたなんかにそんな才能ない」


だから私は我が子には決して「なんか」という言葉を使わなかった。いや、そもそも、産まなきゃよかったとかいない方がいいとか思わなかったし、誰が何と言おうと愛おしかったし、生まれてくれたことを感謝してたし、そんな言葉は使えなかったと言った方がいい。だからこそわかるのだ。母は傷つけるために意図的に使っていたのだと。理由はわからないけれど、常に満たされない人だったんだろうね。