猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

炎のように

昨日は日フィルの定演で、家人のためにあれこれ諦めている中を申し訳ないが行かせてもらった。サン=サーンスだからそんなに好きじゃないんだけどチェロコンチェルトのソロが日フィルの辻本さんだったので聴きたいな、と。
早めに着いて前解説を少し聴いた。サン=サーンスは流れるような優しい旋律を思い浮かべるかもしれませんが、実はとても情熱的なところもあり、この交響楽にもAllegro con fuocoと書かれた部分があります。con fuocoとは「炎のように」という意味です。などという話を聴いて、実際に曲を聴いたらまさに炎のような演奏で実にコバケンさんの振りにぴったりだった。以前、急にシンフォニー(なら何でもいい)を聴きたくなって直前に取ったのがコバケンさんのスメタナで叩きのめされるようになったのを思い出した。
定演はご夫婦や友人同士などの2人連れが多い。うちの場合は家人とあまりにも様々な面で好みが違うのでありえない話だが、そうでないにしても出来たらひとりで聴きたい方なので2人で聴いて毎回同じ感動を味わえるものなんだろうか?と不思議に思う。私は、自分の感動に水を差されるのも嫌だし人の感動を押し付けられるのも嫌だ。