猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

朝陽の当たらない家

うちは北西の角なので朝の光はまったく当たらない。生まれてこのかた住んだ家はすべて南東か南西に向いていたので朝陽が当たらないのは初めてだと思う。その代わり、朝陽に輝く街並や海が美しい。そして周りに何もないのですごく明るい。白い家は陽の光をよく反射するので、早朝は山側の白い家だけが浮き立って日本ではないような錯覚さえ起こる。そういう景色を見ながらトーストを嚙るのは至福。


全く関係ないが、私はベーコンエッグとトーストの朝食で育った。時々ご飯と味噌汁ということもあったがおかずは同じでベーコンエッグかハムエッグ。たまーに焼き魚。だから嫁いだ先の朝食が毎朝毎朝ご飯と味噌汁と漬物であることに衝撃を受けた。旅先では嫁だけが朝食に洋食を希望するので変なものを見るような目で見られた。互いにカルチャーショックだったわけ。
うちの息子たちなんぞ、私が手際が悪くてお弁当を作るのがやっとなのでチーズをのせてオーブントースターで焼いたもの(それも自分で焼く)や納豆ご飯と牛乳か野菜ジュースという気の毒な朝食だった。25才で卵巣を7割取ってしまったせいで若年性の更年期障害になって朝どうしても起き上がれないような時期が数年あったが、前の日に息子に惣菜パンを買って来てもらってそれを食べてもらってた(運のいいことに向かいがパン屋さんだった)。でもそのおかげで給食を残さず食べる子に育ったので何が幸いするかはわからない。


さらに関係ない余談
娘はいないからわからないけど、息子にあんまり至れり尽くせりすると自分で生きる力を持てない子に育つと思うよ、家人のように。