苦手

地域の自治会に班長として参加していた時、偉そうな態度の中高年男性が多くて辟易した。勤めていた時にどんだけ偉かったか知らないが、同じ住宅地の住民に上司であるかのような態度をとったり、文句を言うだけ言って責任を取らなかったり、女性にもそういう人はいたけれどほとんどが男性。

だから、本当の紳士に出会うとはっとする。末っ子の同級生のお祖父ちゃまは地元の名士で、とてもおしゃれでいかにも高そうな外車に乗っている。でも全然エラソーじゃない。高齢だからと班長を回避する人も多いけれど(結構元気なのに)「私はご覧の通り年寄りですから行き届かないこともあると思いますので孫に後見を頼みました。私でできないことは孫にやってもらいます」と仰ってきちんと一年間務められた。寡黙で穏やかで義務はきちんと果たす、なんて素敵な男性だろうとしみじみ思った。

今日は「サイアク」な方の男性に会ってうんざりして、ふとそんなことを思い出したのでした。あまりに失敬な態度に連れの女性たちに申し訳なさそうな顔をされ、「あんた何様？」って言いたかったけど、公園の一番奥で大雨に降られてたぶんトイレに逃げ込んだろうから、まぁいいか。世間では「ざまーみろ」ってやつ？展望台なら急に雨に降られても大丈夫ですよって言ったのにねー