猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

今日は狂言を観に

忙しいのもあり体調を悪くしたのもあり、大好きな山本家の狂言の会に行けずにいましたが、今日は「山本会」@杉並能楽堂へ行ってきました。能楽堂にお願いして椅子席をとっていただき(ここの能楽堂は座敷の段々なのです)、往復夫に運転してもらい、お大名な一日でした。今度の日曜は横浜能楽堂でまた山本家の狂言を観ます。


狂言と出合ったのは2003年の11月ですから、見始めてまだ11年になる程度ですが、一番好きな芸能だと自信をもって言えます。それまでクラシック音楽以外の舞台というのはバレエとオペラくらいしか観たことがありませんでしたが、能狂言を見始めてからその関係で文楽、歌舞伎も観るようになり(文楽は聴く、かな)、能の友人のお誘いで宝塚も観始め、音楽のないお芝居以外は楽しく観ることができるようになりました。それでも、自分の中で能と狂言に勝てる芸能はないです。
何といっても観る側の自由度が違います。自分の思うように世界を想像し、自分が小さな粒子になってその世界の空気に溶けていく感覚、それは他の舞台にはありません。そういう意味では音楽を聴くのに近いし、文楽でも人形のない素浄瑠璃の方が自分が溶けていく感が強いです。わがままなんですよ、わたし。だから世界感を押し付けられるのは好きじゃないんです^^;


猫さんが好きなのもきっと、自由度が高いからです。