猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

毎年、ヤマモモの木で蝉がサナギから脱皮する。玄関から出るときは右頭上注意だった。が、今年は左も頭上注意になった。勝手に生えてきてぐんぐん大きくなるので植木屋さんにばっさり伐って低くしてもらったのだけど、どうもケヤキらしい。ケヤキ並木までははかなり遠いので、小鳥の糞にでも入ってたのかな。そのケヤキに今年は抜け殻がついていた。蝉の生地デビューだ。うちを生地に選んでくれた蝉たち、短い晴れ舞台を元気に過ごしておくれ。毎年生まれるカナヘビくんも大きくなった。そろそろ子カマキリにも会えるだろう。夏は嫌いだけど、夏がないと新しい命が生まれないし続いていかないから我慢だね。


それにしてもこの住宅地を造った人たちは植物に詳しくないらしく、入り口から中学の前まではケヤキ、東西北の外周路には信じられないことにクスノキを配したのだ。どちらも住宅地の並木にするようなサイズの樹じゃないし、クスノキに至っては常緑樹。普通、住宅地の並木には、夏場に日陰を作って冬には葉が落ちて日当たりがよくなる落葉樹を使うって素人にだってわかるだろうに。しかもクスノキは根の張り方が下に向かわず横に這うから歩道が凸凹になって皆さん歩きたがらず車道に犬散歩の人々が溢れることになる。バブルの頃に出来た住宅地だけのことはあるね。家を作って売るのも、プロ意識があるとないとでは大違いだとしみじみ思う。