猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

敦盛

鎌倉能舞台の三代目君の「敦盛」を国立能楽堂で拝見。大きな舞台を大きく使い、堂々としてかつ美しく、いいおシテになられたなあ、と嬉しくなんとも幸せな気分でした。彼はうちの三男と同学年なんですよね。息子世代が自分の力で社会で堂々と生きていること、それが何よりの親孝行だと思います。我が三男は千葉駅前開発チームに入れられて、本業の造園からは遠ざかっているようですが、どこにいてもなにをしても全力で誠実であってほしいと願っています。


父は熊谷直実が好きでした。だから小さな頃から敦盛と直実の話は何度も聞かされました。他にも平家物語の名シーンを読んで聞かせてくれて、父のコピーである私は平家の公達が大好きな大人に育ちました。流れるような文章は、元々が琵琶法師が語り継いできたものだからだというのも父から教わりました。そんなわけで「敦盛」は大好きな演目。いい1日でした。