おバカさん
猫にも性格の違いはあって、妹のピノはまあ。はっきり言っておバカさんである。高い棚に上って降りられなくなるので仕方なく古いチェストをもってきたし、戸棚が開くと入ってしまう習性があって閉じ込めてしまったこともしばしば。今日もクロゼットに置いたキャリーのジッパーが少し開いていたらしくてそこから無理矢理入ったものの出られなくなったらしく、かすかな鳴き声はするのにどこにもいない!という状況に。まさかここにはいるまいと思いつつ横の小窓を開けたらフニーという顔で鎮座していた。バカなの?ねえ、バカなの?と思うのだけど、そのバカさ加減がなんともかわいくて愛おしい、この飼い主こそ「真のおバカさん」であった。