猫本

書店でなんとなく手に取って買ってしまった町田康さんの「猫のよびごえ」という本が面白くて笑いながら読んでいます。もともと文体がうっとうしいのであまり好きな作家さんではないのですが、新入りと先住で悩む私にとってはありがたい本です。お勤めに出ないで家にいられる仕事の人だからできることではあるのですが、ここまで猫に密着できること、彼以上に猫を愛するご家族がおられることが本当にうらやましい。
猫好きにも段階があって「猫は嫌い」「嫌いではないが好きでもない」「好きだが野良を見ているだけでいい、同居するほどでない」「是非同居したい」「ボロボロになっても溺愛したい」などさまざま。私もお金と時間があれば猫にまみれて暮らしたい方なので町田さんが羨ましいです。

猫のよびごえ