猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

意味もない独白

腰をいためて動けなかった間に大きな心の動きがあった。今まで「自分の都合が最優先」という人間を正直嫌悪していたので、自分自身を最優先せざるを得ない状態に陥ってから2週間くらいは痛みも痛いし自分に嫌悪し、最低の気分でいた・・・でもだんだんとそういう自分がバカバカしくなり、自分中心上等じゃんかと居直る気持ちが芽生えてきたのだ。
親の気持ちを優先して若い頃を過ごし、好きな方向に進めず、実家から逃げるように結婚してからは夫や夫の一族と摩擦を起こさないように動き、子供の世話とボケ老人の介護に費やし、50年以上の間「自分」はどこにもいなかった。何か用事があれば「いいよ、私がやっとくよ」と当たり前のように引き受けた。暇ができて趣味や遊びをするにも「やらせてもらいます」と頭を下げてきた。猫を飼うのもそう、猫のエサやりに行くのもそう。いい人ぶってるわけじゃなくて、それが私の「普通」だったんだから仕方ない。抵抗するのってかなり気力がいるから面倒くさくて頷いていた、そんな感じ?


勉強しなきゃならないことがあったので、それをしながらつらつら考えた。義理立てしてやりたくもないことをしない、やりたいと思うことを我慢しない、とにかく気持ちに正直に生活しよう。というので、とりあえず、家に猫ものを溢れさせている。ま、そんなちっちゃなことしか出来ないんだけど、それでも楽しい。家が猫もので溢れていく。最初は文句を言ったり笑ったりしていた夫も何も言わなくなりつつある。相手を慣らせばいいのだ、うん。