猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

だらだら猫話

外猫の猫生は、生まれもっての健康さに最も左右されると思う。子供の頃は他の獣にやられないことが大事なので「運」がものを言うが、育ってからはどれだけ丈夫かで決まると思う。私個人の考えだけれど、目立つ色でありながら怪我もせず(というか小さな怪我なんて治癒してしまう抵抗力があり)、病気に感染しにくく感染しても発症しないというのが「真に健康な子」だと思う。それも雄だったらなおさらだ。私は会ったことがないが、島にそういう子がいたらしい。真っ白で大きく立派な子だったそうだ。本当に特別な子だったんだろう。
そういう「選ばれた健康な猫」でなくて、人為によるものでない怪我が少ないのはキジトラ系だと思っている。大きな怪我をしてるキジトラはあまり見ない。狩りが上手とも言われるので血統的なものかもしれないが、ひとえに「目立たない」からだと思う。草むらに入ったら動いたり鳴いたりしない限り見つからない。同じ理由でサビや茶色っぽい三毛もそう。逆に白っぽい子はよく怪我をしている。
公園にミルクティと白のツインカラーのとっても目立つ子がいる。特定のファンを何人も持っているアイドル猫だ。目立つのに怪我もしないしいつもきれいなのでよほど丈夫&強運の子だと思う。でも最近ちょっと年齢のせいか痩せて艶がなくなってきた。ホテル側にいる白っぽい三毛もころころとしてきれいな子だったのにこの半年くらいで急に痩せて毛がバサバサになってきた。最初からヨレヨレっとしている子より、元気だった子が弱っていくのを見る方がつらい。人間も、最初から弱い者は(私のように)自分のボーダーラインを知っているけれど、丈夫な人は無理をしやすい。猫も同じなんじゃないだろうか。


問題は人為的な怪我。虐待ね。火を押し付けられたのだとしか思えないひきつった皮膚にはもう毛が生えてこない。尻尾を切られて骨が出ていたり、毒殺や絞殺までいかなくても普通に平気で猫を蹴ったりする人って結構いる。人間の子供でさえ餌食になるのだから、ニンゲンの残虐性って恐ろしい。
あと、外の猫にはそれなりの掟というか決まりがあるので、それを人為的に壊すのもよくないな〜と思ってる。だから私自身は務めて猫さんと密接に関係を持たない。猫って嫉妬深い生き物なので、その日の気分で誰かを可愛がればいさかいを起こす。微妙にラインを保っていた猫同士が人間が干渉することで喧嘩を始めたりしてはよくない、って思ってる。猫に会いたくて可愛がりたくて島に来る人もいるので、そういう人を止めたりはしないけど、私はいたしません(ドクターX風に^^;)、って思ってます。