猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

思うように進まない

色んなことが思うように進まない。そんな中、夫に留守をたのんで明日はちょっと外出させてもらうことに。仕事も中途半端だし他にも色々あるのでうしろめたいのだけれど、非常に楽しみなことなので、周りを拝みながら行かせてもらう。

伝統芸能に出会ったのは40を越えてからだ。娯楽に縁のない家に育ったから、生の舞台は習っていたバレエの先生の舞台しか見たことがなかった。もう少し続けられれば翌年は群舞で出してもらえると楽しみにしていた時に両膝を痛めて踊れなくなり、それ以来舞台はバレエをたまに、演奏会をたまに、という程度。スポーツ観戦の方が多かったかもしれない。

ライブではないが30代で映画を一緒に観る友達ができて相当な本数を観た。映画を通して自分のアンテナの向きどころかわかってきた頃に能狂言に出会い、一瞬で落ちた。観るとか聴くとかではなく全身に戦慄が…出会うべきものにやっと出会った、と。それからは貪るように能舞台に通った。
そのあと、能友達に誘われて宝塚、文楽、歌舞伎、劇団四季、色々と観てきたけれど、未だに能を超える電撃は味わうことができない。いい感じに入り込めると見えないものが見え、心が読めるような気がして舞台と一体になれる。そういうのは、他にないのだ。