猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

身内にいるからね

身内にいるから「嘘だろ」みたいな話が本当にあるっていうのを知っている。家人は家庭人としては最低レベルだし、外科職人(?)としても腰痛で中途挫折したくらいの平々凡々な人なのだが「患者さん第一」の人で、だから何十年も我慢して来れた。だってそれが一番大事なことだから。例えば災害があったらうちに帰って来ちゃダメなんだよ、医者は。うちのことは私が全部やるからあんたは帰って来るなって思うわけ。患者優先で帰って来ない人だから、他のことは許せるわけ。若い頃はブラペの世良くんみたいに救えない命に泣いてたような人だったしね。

でもね、ひどいのがいるのよ、少なからず。医療ドラマを見て「大袈裟な」なんて思う人もいるかもしれないけど、西崎みたいな人や、渡海に「死んだほうがいい」って言われるようなのが、本当にいるの。失敗オペ隠蔽の「術後の患者の不幸な死」なんて何度も聞いた。だからこそブラペの「普通でいい、そのままでいい、ただ人を救え」は心に響いた。みんな、そうあってほしいよ、って。