猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

えさやりのこと

最近、行政の方とお話させていただきました。外の猫にえさをやる以上、その場所が使っていい場所なのかどうか、持ち主と相談しなければいけないと思ったからです。私は何につけ「極端なこと」がとても苦手で、ルールを守ってもめごとを起こさないように平和にやりたいと思う人間でして、何故今えさやりの手伝いをしているかと言うと、ピノレモの育ての親さんがきちんとルールを守って筋を通して和を大事にして活動している人だから、というのが大きな理由のひとつなのです。「猫は邪魔だ、えさをやるな」「えさをやらなくては可哀想じゃないか」と言いあうのでなく、地道に活路を見いだせないかと思います。


そこで初めて知ったこと。海岸というのは国の土地であり、各自治体が管理を委託されているのだそうです。島の海岸、北側は漁業区域なので神奈川県東部漁港事務所、南側は一般区域なので神奈川県横須賀土木事務所が管理を任されています。ですから、以前「ここでえさをやるな」と言われた場所もその人の土地ではなく(その人が借りているのは建物の建っている土地だけ)国の土地であるというのがわかりました。ごはんも糞もきれいに片付けて帰れば、ピクニックに来ているようなものですから文句を言われる方がおかしいということになります。


市内でも島のえさやりの苦情が多いと仰るのでここぞとばかりに「そうなんです!そういう迷惑なえさやりがいるので私たちも困っています」と力説してきました。ボランティアは避妊去勢の手術をして、その後の管理のためにえさやりをしていること、ここならいいと言われた決まった場所でそこを汚さないように容器を使ってごはんをあげていること、糞も含めた後片付けをして他の人の出したゴミさえ持ち帰っていること、ただばらまくような人や避妊などに協力してくれない人とは全く違うものだとういうことを話してきました。どれだけ伝わったかわかりませんが、黙っていては何も進まないですから。


そこで生活している人が迷惑するようなえさのやり方をしていれば猫がいやがられます。元々猫を好きでも嫌いでもない人は、嫌いになってしまうかもしれません。猫が愛されないまでも皆に許容されて生きていけるように、ルールを守ったえさやりをしてほしいと切に思います。皆さんが自分の家の庭でごはんをあげているような意識を持ってもらえたらいいのに、と。また、猫を増やさないようにすれば猫嫌いの人にも納得してもらえると思うので、猫好きならば避妊去勢をまず考えてほしいです。猫好きならば人の土地に勝手にえさを置いたり、道にフードをばらまいたりしないでほしいです。その土地の人と敵対するのでなく、手を携えていけたら一番ですよね。