猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

いなかった

8時から13時まで、声を枯らしてタンゴタンゴと呼んだが、返事もなければ姿もない。柵内の藪や側溝の蓋の下を傘で探っても、防空壕の中を携帯の灯りを頼りに探ってもいない。造船所の門番さんに無理を言って中に入らせてもらって狭いところを見つけては名前を呼ぶが、くっついてきた他の猫が返事をするばかり。中の人に聞いても、小さい猫は見てないなあと言われ、若いお兄さんには「俺たちみんな、猫可愛がってるから、倒れてたりしたらすぐわかると思うけど、見てないなあ」と言ってもらえた。可愛がってもらってるんじゃん。じゃ、文句言ってんの陶芸教室の人だけじゃん。

水曜、自分の直感を信じて連れ帰ればよかった。なまじその日に診てもらった獣医さんに電話して「大丈夫でしょう」なんて言われて置いてきた自分のバカさ加減に腹がたつ。あんなに頭を押し付けるように抱っこされていたのはあの時が初めてだったのに、私はそのタンゴの信頼を裏切ったのだ。

でも、奇跡がないとは言えないし、明日も探しに行く。

で、ママが留守がちだと案外仲良くしてたりするのさ(笑)