猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

気持ちの変化

昨日は何が何でも、生きていてもいなくても連れ帰りたかったタンゴ。今日は藪を歩いているうちにだんだんと「出てこなくてもいいよ」「見つけても連れて帰らないよ」「でもひと目会いたいよ」「返事してよ」みたいに気落ちが変化していきました。水曜日、本当は私と一緒に帰りたかったかもしれないのに置いてきてしまったことが何より心残りだったけれど、私が迷ったようにタンゴも迷ったのかもしれないな、って。でももう、ここで終わりにしようと自分なりの場所を決めてこもっているのなら、それでいい、そうしよう、また生まれ変わるのを待って再会しようね、と。
朝のラジオ体操の音、昼のサイレン、就業の合図、沖を行く船の汽笛、木々のこすれあう音、工場の騒音、聞き慣れた音を聞きながら逝くのが、やっぱり一番いいよね。

不思議なことに、さきほど雨が降り始めた頃急に、タンゴがすぐ近くにいるような気配がして、心がほっと落ち着きました。あれ?もしかして帰ってきたの?って辛さが軽くなりました。生まれ変わったらタンちゃんに人間になってもらって、私はタンちゃんの飼い猫になりたいな。タンちゃんのように賢く強く優しく暖かいニンゲンに飼われる猫になりたい。今まで本当にありがとう。タンちゃん、大好きだよ。