猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

落ち着かない

午後から仕事なので、さすがにもうタンゴ部屋の片付けをしようかと思ったが、タンゴが喜んで入っていたふかふか布団を見たらまたしんどくなったのでやめた(急に逝ったワンコの犬小屋を処分する踏ん切りがつくまで1年かかった人間)。タンゴの匂いも残ってる。ピノが初めて嫌がらなかったタンゴ(タンゴは嫌がった(^_^;)、また連れてきたら積極的にお見合いさせようと思っていた。
何もする気にならない。看取って法要してあげられたら少しは気持ちが楽になったろうと思うのだけど、残っているのはブラシについたほんの少しの毛だけ。集めてお経をあげてもらおうか、自分で持っていようか……ブラシもそのままいじれない。タンゴ用に新しく買ったお湯を入れていくポットも、2回しか使わなかった。
今も島に行って仕事に間に合う時間までいてタンゴの名を呼んできたい。でもそれをすれば余計に辛くなるのはわかっている。体力も気力もすり減るだけだ。


萩尾望都さんの「トーマの心臓」の冒頭部にこんな言葉がある。


人は二度死ぬという まず自己の死
そしてのち 友人に忘れ去られることの死

それなら永遠に
ぼくには二度目の死はないのだ(彼は死んでも僕を忘れまい)


タンゴに二度目の死はない。タンゴだけじゃない、他の子たちにも二度目の死がないように、島猫HPを作りたかった。でも見るのが辛くて、他の方のご好意に甘えて管理していただいている。私はただの弱虫だ。島の猫を増やしたくない。増やしたら増やした分、悲しみも増す。捨て猫を減らすためにはどうすればいいのだろうか。