猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

湿っぽい日

今日は歌舞伎座でやっている團菊祭の千秋楽。3月からチケット発売されたらどこかにねじ込もうと思いながら、母が急に他界したためにそれどころではなくなって先週まですっかり忘れていた。情報を集めたところ、馬盥の段は松緑ファンとしては観ておかねば後悔するようないい舞台だそうでなんとしても行かねば!と思うも気付いた時はもう千秋楽しか身体が空いていなくて、夜の部は菊之助さんの息子さんのお披露目もあるために松竹のチケットサイトを見たらほぼ二等席に近い一等席しかない。
一等席って18,000円ですよ、アナタ!どんだけ猫フード買えるか!幕見も考えたけど、もし酷暑の日だったら並ぶの辛いしなー。でも、よく考えたら去年末から忙しくて、松緑さんと玉三郎さんが出ていて観たかった公演をふたつとも観てないし、松緑さんが「鳴神」をやる6月の巡業も取り損ねたし、いいんじゃないか?とポチっと。行ってよかった。すごかった。一言も発せずたった一人で動きだけで光秀の心の内を表現するんだけど、ぞっとするような殺気立った心の闇が劇場じゅうに広がっていった。これでしばらくは歌舞伎充というか松緑さん充。最後の演目は観ずに帰宅。高揚した気持ちに乗ってネコズの爪切りとブラッシング。湿っぽくて暑い日だったけど、いい1日になった。