文楽
文楽を見始めたころ、ひっどい話が多くて「なんじゃこりゃ」と 思ったものだが、実際は私個人が「見たくないものは見ない」育ち方をしたからわからないだけで、世の中には今の時代も似たようなことがたくさんあるのだと思うようになった。そして、その上で胸を揺さぶられるような話には遠慮なく泣けるようになった。文楽、一度は見聞きしてほしい。
洋画家で、ずっと西洋のものばかりを題材にしてきた画家さんが、最近和ものを描き始めた。家人の中学時代の同級生で、元々は油彩が専門だが、それでは食べていけないとカルチャーで水彩を教えているうちに水彩を極めたくなったようで透明水彩画家グループも主催している。絵そのもののように明るく優しい人で、カルチャーでもよほど人気なのか相当数の枠で教えている。「絵を描くより教える方が向いてる気がする」と笑って仰っていた。
職場に飾るのに一品求めた(経費でなく自腹!)。これからの時季にぴったりの菖蒲の絵。時間があったら習いに行きたいんだけどね。