久しぶりの感覚

パソコン通信の頃、深夜までよくチャットをしていた。私のいたグループにはいわゆる勤め人ではない人が多くいて、私も夫が忙しくてほぼ一人子育てだったから子供が寝付いた後に用事を済ませてからやっと自分の時間が出来る。だからちょうどよかった。電話代がすごいことになっていたけれど、子供のもの以外何も欲しがらない妻のたったひとつの楽しみだと理解してくれていたようだ。
子育ても後半に入ると、部活の朝練などに行く息子のお弁当作りなどで朝が早くなり、そんなことをしている暇もなくなって、つい最近ラインを始めるようになるまでネットでリアルタイムな会話をすることもなくなっていた。電話さえほぼかけない。
しかし昨日、ちょっとしたことで始まった会話がやたら長くなり(相手は一人だったけど)、昔のことを懐かしく思い出した。ネットでまともな会話が出来る人は、大抵会ってリアルで話してもまともな会話が出来る。相手の言うことを理解しつつ、あまり踏み込み過ぎない軽い会話が私は好きだ。自分も、本当の意味での人としてのプライドが高い頭のいい人間でありたいと思う。

罪を憎んで人を憎まず、という言葉があるが、私は逆に、人を嫌うあまり行いまでも認めない、という人が世の中には多いと思う。私は友達であっても間違っていると思うことは認めないし、大嫌いな人でも優れた行いは素直に拍手したい。