猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

食事会

夫の病気がわかる前から、義母とふたりの義妹の4人で鎌倉でランチしましょうという約束をしていた。病気がわかった後もまさか2回も入院するとは思わないし9月なら大丈夫だろうと予約を入れてあった。しかし、退院の翌日ではさすがに出かける気分にはならない。なのでまず夫に聞いたところ「いいんじゃない、行けば」と言う。「はあ?」さらに義母に伺いをたてたら「本人がいいって言うなら、せっかくだから行きましょう」と言う。「ええ?」どういう人たちなんだよ。
私は心身ともに疲弊してるから行きたくない
と言える度胸はないので押し切られる形で決行。午後から雨だというので長靴を履いて出たが思い切り濡れて帰宅。ああ、へとへと。皆さんが美味しい美味しいと言ってくれたのでお店をチョイスした身としてはありがたかったが、正直そこまで美味しいお店ではないとひそかに思っている。どちらかと言うと古い家屋の佇まいを味わうお店かと。
正直な話、未だかつてすごく美味しいお店だと誘われて行って、マジで美味しいと思ったお店は片手の指ほどもない。だって高かったらそこそこ美味しいのは当たり前だと思うし、名前だけ有名で高いくせに「なんじゃこりゃ」なお店もある。特に鎌倉なんかショバ代込みだから高いんか、ということも、ままある。


氷見の、なんでもない駅前の料理屋で食べた寒ブリの照り焼きは美味しかった。泣きたいくらい美味しかった。礼文島で食べたウニやホッケも美味しかった。子供の頃に畑でもいだトウモロコシをさっと蒸して食べた時にはほっぺが落ちそうだった。新鮮な素材を、それにふさわしい調理法で料理して食べる、それが一番美味しいし、気の合う友達と一緒だったりすると美味しさは倍増する。食事って、そういうものだよね。