猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

どう生きるか

どう生きるか?はどういう死に方をするか?に繋がっていくと思う。人にも己にも恥ずかしくない生き方、人から何かを奪うのでなく与えられる生き方をすれば、誰かしらの記憶の中でいい思い出として存在し続けることができる。これは最近亡くなられた女優さんの記事を読んで改めて感じたこと。
若い頃は、私が死んだ後に私のことをすべての人の記憶から消してほしい、私はいなかったことになってほしい、と思っていた。私にまつわるいいことも悪いことも誰の記憶からも消えてほしいと真剣に切実に思っていた。でも今は違う。己の存在を肯定されずに育ったからそう考えるようになったのだとわかったし、いいこと悪いことひっくるめて懐かしく思い出してもらいたい。そういう、いい死に方の出来る人間でありたいと思う。それは私の生き方次第。


突然思い出したが、実家には物心ついた時から地球儀があった。父が、兄のために買ったのが最初。地理で使う平面の地図は実際の世界と違うから本当の形を知るため、と。国は次々と名前や国境が変化して行くので、そのうちインテリアとしてのアンティーク風地球儀になってしまったが、地球儀があるおかげで正しい位置把握ができるようになったと思う。父はふざけておちゃらけてばかりいたが、そんな風に子供の知的好奇心を刺激してくれる人だった。私はどうだろう、いい影響を息子たちに少しでも与えられたろうか。