猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

今年も半分終わりましたね

なんか忙しく、そのわりに充実感のない半年でした。後半も盛り上がりそうな気配はないなあ。


今日、ちょっと文章にしたことがきっかけで数年前のことをしみじみ思い出していました。猫ボラさんがTNRで手術をしてもらう獣医さんって、だいたい決まっているみたいです。自治体で補助が出たり、安くできるところですね。
何年前だったかな、某ボラさんが予約を入れた頭数が捕まらず、たまたま捕獲した見るからに瀕死のような子にも手術をして、結局その子は翌朝死にました。当時、東で毒物を与えている人がいるという噂があり、私はその子を見た時に、それを食べてフラフラになって西まで逃げてきたのではないか?と思い、こんなに弱ってる子に手術なんて出来ないでしょう、と言いましたが「予約を入れた分を連れて行かないといけない」と彼女は言いました。その時、正直言って「ボランティアって誰のため?」という違和感がありました。自分が満足したいためなと?と。
でも、もっと不信感を抱いたのは、素人の私の目にさえボロボロに見えた猫の手術をした獣医に対してです。安くやってやるのだからとろくに検査もせずに流れ作業のように次々手術しているのだとしたら、ひとりひとり丁寧に診てそれなりの代金を求める獣医師よりよほど儲かるんじゃないの?って。

うちの子のかかっている獣医さんは、野良猫割引もしてくれますが(それでも3倍くらい取られます)、野良でもちゃんとこちらで言った名前を書いたカルテを作ってくれて、少し様子を見て虫除けをして、診察もして感染症の検査もしてから手術をしてくれます。女の子は一泊無料で泊めてくれます。それで3倍だったら、そっちの方がずっと誠実じゃないでしょうか?それにワクチンを足すともっとかかりますけど、猫の命の重さを考えたら仕方ないと思ってます。
ボラさんは私たちと違って扱う数が違うから安いところでと思うのは当然のことですが、持ち込まれた獣医が「この子は手術は無理」と判断しないのは納得出来ないです。ボロボロになってケージに入れられて哀しそうな目をしていたキジトラを私はきっと一生忘れません。

というようなことをまた改めて思い、ひとりひとりにちゃんと対応していかないとなー、と感じています。