猫ばか日記☆ピノとレモ

我が家に来て10年になる最愛のキジトラ姉妹の日々

考えても考えても

もうずっと長い間、考えても考えてもわからないことがある。人間というものについて。複雑すぎて、死ぬまでわからないんだとは思うけど。

さっき、名古屋で憂さ晴らしに猫を踏み殺していた男性がいたというニュースを読んで「うーーーーん」と唸ってしまった。考える以前に理解ができない。そういう人も、自分は憂さ晴らしに暴走してきた車にはねられて死んでもいいと思ってるわけではあるまい。自分はいいのだ、何をしても。自分より弱いものにならどんな八つ当たりをしてもいいって、思ってるのよね。
とにかくその時点で理解ができない。自分より弱いものは守るべきでしょ。自分より弱いものに勝ったって意味ないでしょ。勝負するなら、自分より強いものに勝たなきゃダメじゃん。自分より弱いものに憂さ晴らしする自分を許してる時点で人生に負けてるでしょ。そんなことしてたら、負けたままでしょ。自分を甘やかすのも大概にしなさい、と思います。
鳥の夫婦は助け合って子育てして、外敵が来たらお母さんはその羽の中に子供を抱えて守り、お父さんは戦います。たとえ全滅しても、その「生」は尊いと思います。人としてどう生きるかを子供の頃に全く考えずに育ったのかもしれないけど、なんて哀れで寒い人生を過ごしているのだろうか。
そして、尊敬するしかないような真逆の人もたくさんいる。弱いものを救おうとして戦う人は、常に自分よりもいろんな意味で力を持つ人たちと戦い続けている。そういう人の姿を見ると、逃げたくなる時に踏ん張ることができる。年々あちこち弱ってはきているが、死ぬまで踏ん張れる人間でありたい。